⚠ ATTENTION: This is a Personal Engineering Log

この記事は、筆者(Shirase)が構築した投資システムにおける「個人の検証記録(ログ)」であり、特定の銘柄への投資勧誘や金融商品取引法に基づく投資助言を目的としたものではありません。掲載されているコード、計算式、銘柄分析は、あくまで私の環境下での出力結果です。読者様の環境(資産状況)での動作(利益)を保証するものではありません。免責事項に関する詳細は「Risk Disclaimer」をご参照ください。

私のポートフォリオの7〜8割を占める「コア銘柄」。
ここは絶対に失敗できない、資産運用の「地盤(インフラ)」です。
株価が上がることよりも、事業が存続し、インカム(配当・優待)を生み続けることが求められます。
今回は、私が「一生持ち続ける」覚悟で選ぶコア銘柄の厳格な選定要件を公開します。

1. 時間軸の設定:5年、10年先の「バックキャスト」

前述の通り、コア銘柄を選ぶ際、足元の業績やチャートの形からは入りません。
まず行うのは、「5年後、10年後の未来はどうなっているべきか?」という世界観の構築(要件定義)です。
現在からの積み上げではなく、あるべき未来から逆算(バックキャスト)して、そこに不可欠なピースを探します。

鉄則:「未来が想像できない」「こうなってほしくない未来」の銘柄は、どんなに数字が良くても選ばない。

2. 私が待っている「未来の構成要素」

私が具体的にベットしている「未来のセクター」は以下の通りです。これらは一過性のブームではなく、人類や日本が直面する構造的な課題に対する「解」です。

① エネルギー構造の転換(脱炭素の現実解)

ガソリン車が減った後の世界を支える重要な技術です。
水素を使った自動車が街中を走り、排ガスを出すことなく、空気がきれいな都会を望みたいです。

  • 水素・アンモニア: 既存インフラを活かせる次世代エネルギー。
  • 全固体電池: EV普及のボトルネックを解消するキーテクノロジー。
  • 核融合発電: 夢物語ではなくなりつつある、究極のベースロード電源。

② 日本の社会課題(避けて通れない道)

介護などは今後どうしても必須になってくる未来があります。そこに対して切り込んでいく業界には期待しています。

  • 介護・医療: 超高齢化社会において、需要が消えることがないセクター。
  • 労働力不足解消: DX、ロボティクス、省人化ソリューション。

③ 国際情勢と生存基盤(守りの要)

有事の際に必須になってきて嫌でも伸びていくのが軍需産業です。望まない未来ではありますが、投資家としては避けて通れないです。
また、食料事情は日本においては深刻だととらえていますので、食料品を扱う企業には投資をしていきたいです。

  • 防衛(軍需): 残念ながら緊張が高まる世界情勢における、抑止力としての防衛産業。
  • 食料・農業: 人口増加と気候変動の中で、食料安全保障を握る企業。

これらは、株価がどう動こうと「世界がそちらに向かわざるを得ない」という確信が持てる分野です。
これに限らず、様々な分野を研究して、自分なりの将来像を描ける銘柄を選ぶのが良いです。

3. ファンダメンタルズ分析:堅牢性のテスト

テーマが良くても、企業体力がなければ10年は持ちません。以下の指標で「倒れない構造」かを確認します。

大株主 親会社が大手、または安定株主で構成されているか。ガバナンスが効いているか。
資本政策 自己資本比率が高く、不況時でも増資(希薄化)のリスクが低いか。
還元姿勢 配当+優待で株主を大切にしているか。
(優待は長期保有のモチベーション維持装置として機能します)

4. 最終確認:暴落時の「デバッグ」体制

購入ボタンを押す前の最後の問いかけです。
「もし明日、この株が半値になっても、笑って買い増せるか?」

コア銘柄には、数字以上の「好き」という感情(Love)が必要です。
「この会社の技術は世界に必要だ」「この優待がもらえるなら株価は気にしない」という、下がっても持ち続けられる明確な根拠を持っておくこと。
これがないと、暴落という「万が一」が起きた時に、狼狽売りを起こしてしまいます。

5. 出口戦略:売る時は「株をやめる時」

私のコア銘柄の運用ルールは極めてシンプルです。
「絶対に売らない」
これに尽きます。

コア銘柄は、私の資産を生み出し続けるインフラそのものです。
インフラを撤去するのは、そのサービス(投資)自体を終了する時だけ。
「値上がりしたから売る」という発想はここにはありません。
配当と優待を受け取り続け、雪だるま式に資産を増やしていく。
それが私のコア戦略です。


これが、私のポートフォリオの核となる「コア銘柄」の選定基準です。
次回は、この強固なコアがあるからこそ挑戦できる、攻めの枠「サテライト銘柄」の選び方について解説します。