1. 時間軸の定義:デイトレードは「ノイズ」である
私の投資スタイルにおける最大の制約条件、それは「デイトレード(日計り取引)は行わない」ことです。
市場には常に価格変動という「波」がありますが、数分〜数時間単位の動きは、企業価値とは無関係な需給の歪みやアルゴリズムによる「ノイズ」が大半です。
エンジニアとして、ノイズにリソース(資金・時間・精神力)を割くことは非効率だと判断しました。
私は、ノイズが除去され、企業価値(シグナル)が株価に反映される「中長期」の時間軸を主戦場とします。
2. リソース配分:コア・サテライト比率
ポートフォリオの堅牢性と成長性を両立させるため、資金配分(リソースアロケーション)を厳格に定めています。
時と場合によってはこれを前後することもありあすが、私の黄金比率は以下の通りです。
📊 資金配分ポートフォリオ
- Core(守り):70〜80%
インカムゲイン(配当・優待)最優先の永久保有枠 - Satellite(攻め):20〜30%
キャピタルゲイン(値上がり益)を狙うスイング枠
3. Core戦略:インカムゲイン最優先の「地盤」
資産の過半数を占めるコア枠は、私の投資の「母艦」です。
ここでの目的は、資産を増やすことよりも「減らさないこと」と「キャッシュフローを生むこと」にあります。
- 保有期間: 数年〜永久(原則売らない)
- 狙い: 安定した配当金と株主優待。
- 運用思想: 株価が下がっても「利回りが良くなった」と喜べる銘柄のみを選定する。日々の値動きは無視する。
4. Satellite戦略:余剰資金で狙う「スイングトレード」
一方、資産の2〜3割を占めるサテライト枠は、リスクを取ってリターンを最大化するための「実験室(Lab)」です。
ただし、闇雲にトレードするわけではありません。
運用ルール(Execution)
- 原資: 給与からの余剰資金、コア枠から生まれた配当金、過去の売買益のみを投入する。
- 時間軸: 2週間〜数ヶ月(スイングトレード)。企業の決算サイクルやテーマの旬を狙う。
- 狙い: キャピタルゲイン(値上がり益)。
- 対象: ファンダメンタルズが良好だが、一時的に売られている銘柄や、将来の国策テーマ(AI、宇宙、エネルギー等)。
ここでは「含み益が出たら利確」し、その利益を再び次のサテライト投資へ回すか、コア枠の買い増しに充当します。
ボックス相場を成している銘柄は特に有用です。
5. 資金の循環システム(Feedback Loop)
このスタイルの真髄は、2つの枠が独立しているのではなく、循環している点にあります。
- Coreが配当(Cash)を生む。
- そのCashと余剰資金でSatelliteがリスクをとって攻める。
- Satelliteで得た利益を、再びCore(安定株)へ再投資する。
このループを回し続けることで、防御力を高めつつ、資産形成のスピードを加速させる(アクセルを踏む)ことが可能になります。